子どもの年齢:3歳
現在の英語レベル(英検等):簡単な単語や挨拶ができる程度
高校3年段階で望む英語レベル:英検2級以上、TOEIC600点以上
使用教材・本・通信教育など:特になし
教室:通っていません
子どもの英語教育の体験談を教えてください。
妊娠前まで子ども向け英語教室の講師をやっていました。その時の経験を活かして自宅で自分で教えています。
まだ子どもが小さいので、日常生活に英語の挨拶を取り入れたり、簡単なものから始めています。
フォニックスでアルファベットを発音していく練習などは毎日実施しています。
Aはこんな音、Bはこんな音、というのを歌のようにリズムよく繰り返すことで英語に慣れさせ、体に記憶させています。
ゆくゆくは初めて見る単語や意味を知らない単語を見ても、文字の並びから自分で判断して発音できるレベルにしていきたいです。
アルファベットを1文字ずつバラバラにしたカードと、表に動物や食べ物などの絵が描かれ、裏にその単語名が書かれたカードも作りました。
アルファベットのカードは、AからZまでをトランプゲームのように順番に並べさせます。
動物や食べ物が描かれたカードは、絵を見せてどんな単語か当てさせるのに使っています。
小さい子どもに対しては、クイズ形式に出題するなど、楽しく学ぶ工夫が大事だと思っています。
例えばクリスマスやハロウィン、イースターなど季節によって英語圏のイベントも取り入れます。
イベントにちなんだ工作をしたり、英語の絵本や紙芝居の読み聞かせも、楽しみながら学習する方法の一つだと思っています。
他に、英語の歌に簡単なダンスや手遊びをつけて一緒に歌ったりもしています。
「ロンドン橋落ちた」などのマザーグースは日本語でも馴染み深いので、特に取り入れやすいです。
また私は海外ドラマが大好きなのですが、洋画やドラマ、アニメなどを家で見る際は吹き替えではなく英語のまま流すようにしています。
できるだけ、子どもの耳に英語をたくさん取り入れられるよう日頃から気を付けています。
一般のお教室のレッスンでは、お友達と一緒に、集団で会話の練習することでゲーム感覚で楽しく学べる利点があると思います。
家庭で一対一で勉強を続けると、子の集中力を保つのが難しい部分があります。
子ども自身の希望があれば、将来的に英語教室に入れるのも選択肢の一つだと考えています。
そして学校での英語教育では、会話と文法を分けてじっくり教えてくれるのを期待したいです。
文部科学省の方針では授業を全て英語で行うことを目指しているようですが、実際には難しいのではないかと思います。
私自身は小学校高学年までしか教えたことはないのですが、文法に限って言えばやはり日本語の方が的確に伝えられたと思います。
教わる側の子どもたちも、文法は日本語の方が理解しやすいようでした。
もちろんリスニングや会話能力の向上は重要なので、それらを学習させる授業ではオールイングリッシュで行うのが効果的だと思います。
学校の限られた時間の英語学習では、授業の狙いを明確にし、適宜メリハリを付けた授業を効率よくやっていって欲しいです。